
喘息は、高血圧や糖尿病などと同じ慢性の病気です。ですから、基本的には治療を長く続けていかなければなりません。しかし、薬によって喘息を上手にコントロールすることができれば、気道の状態を観察しながら、医師の判断により、薬を減らしていくことも可能です。
ただし、喘息を起こしやすい体質は変わらないため、一度治っても再び悪化することがあります。自分で勝手に判断せずに、医師に相談しながら、薬の減量方法を決めましょう。
吸入薬には、ステロイド薬のほかに、気管支拡張薬、抗アレルギー薬、抗コリン薬などがあります。
タイプとしては、自分の吸気力によって薬剤を吸入する「ドライパウダー吸入器」(DPI)と加圧ガスによって吸入するエアゾール式の「定量噴霧式吸入器」(MDI)の2タイプがあります。
ドライパウダーの吸入薬は、薬剤を吸い込むときにタイミングを合わせる必要がありません。
一方、エアゾール式の吸入器(MDI)は、上手に粉末を吸い込めない乳幼児やお年寄りでも、補助器具を使用すれば楽に吸入することができます。
ドライパウダー吸入器(DPI)は簡単に吸入できます。一方、定量噴霧式吸入器(MDI)では、ボンベを押して噴霧するタイミングと吸い込むタイミングをあわせる必要があるので、ある程度のコツが必要です。ただし、タイミングが取れないお年寄りや乳幼児でも、吸入補助器具を使用すれば、ゆっくり普通の呼吸に合わせて吸入でき、吸入効率が向上します。
吸入によって口の中に残った薬剤は、水でうがいをして流します。こうすれば、吸入ステロイド薬にみられる口腔カンジタ症などの局所的な副作用を防ぐことができます。